Life Fibre Companyは長年の研究を経て「人と地球にやさしい」、家庭で洗えるウール ＝「Life Fibre EFT」を界面重合の応用により、世界で初めて開発し、その製造技術を確立ました。
EFTとは：「Eco Friendly Treatment」 の頭文字、「環境にやさしい(ウールの)加工」です。

EFT加工ウールの特徴
・ ウール繊維表面を傷つけずに防縮性を実現した画期的な技術
・ ウール本来の性質である水をはじく性質(疎水性)を損なわない
・ そのため濡れにくく、汚れが付きにくい
・ 酵素洗剤でも洗える（ウール専用洗剤以外でも使用可能）
・ 従来の防縮加工と比べ黄変に強い

・ 加工工程で環境中にAOX（有機塩素化合物）を排出しない


ウールは縮む？
ウール繊維の断面とウールが縮むメカニズム



ウールの防縮加工原理
・ ウールがフェルトして縮む原因である「スケールの動き」を止める
・ スケールを除去する
・ スケールを樹脂で固着する


従来の防縮加工
・ 繊維表面を塩素で加工する
・ その塩素は有機塩素化合物（AOX：吸着性有機ハロゲン）として環境中に排出される
・ スケールを除去または、疎水性の表面を傷つけているので酵素洗剤に弱い
・ 同様に、水をはじかず濡れやすい
・ 通常のウールより黄変しやすい


AOXについて
　AOX (Adsorbable Organic Halogens)　吸着性有機ハロゲンは、有機塩素化合物の総量を表し、国際的に利用されている指標です。

　AOX（有機塩素化合物）は、ヒトを含め動植物に対して強い毒性があります。
このAOXを燃焼させると発がん性物質であるダイオキシン類が生成され、DDTに代表される殺虫剤類と同様の残留性有機汚染物質となり、長期にわたり環境中に放出されると生態系に影響を与えます。