PERFECT LIFE FIBRE MERINO WOOL



天然繊維ウールは太陽の光、新鮮な空気、そして水と草で出来ている LIFE FIBREです。
メリノウールの繊維は他繊維とは違い、毛刈り職人が一頭一頭バリカンで刈り取っていきます。 毛刈りは羊のライフサイクルの中で6-7回行なわれます。 そして生命を終えた羊は土に還り牧草の養分となり、新しく生まれた仔羊はこの牧草を食べ新たなメリノウールを生みだします。 このサスティナブルなサイクルが永遠に続くのです。
メリノウールはマルチな機能を持つ天然の機能素材でもあります。その機能性は、メリノ羊が夏は35度、冬はマイナス20度にもなるオーストラリアやニュージーランドの厳しい自然環境 に適応している事によっても証明されています。







ウールの特徴


ソフトな肌触り

ウールがチクチクするメカニズムは繊維の太さ(繊度)によるものです。 ウールは天然繊維であるが故に様々な太さの繊維があり、たとえ細い平均繊度を持つ原料でも30ミクロンを超えるような太い繊維 (人間の髪の毛は100ミクロン程度)が含まれ、これがチクチク感の原因となります。 ライフファイバーカンパニーで使用している羊毛原料は、オーストラリア原産の18.5ミクロンの極細ウールです。 ウールはチクチクするといわれる事がありますが、ライフファイバーで使用するメリノウールはこれ自体十分に細い事に加えて、 原料段階からCVDという統計値に基づき原料を厳選することによって、チクチクの原因となる太い繊維の混入を抑え優しい肌触りを持っています。


湿度調整機能

メリノウールには 湿気を吸放出する機能があります。 ウールは、繊維の表面を疎水性のうろこ状の表皮(スケール)で覆われ、その内側は親水性の性質を持つというユニークな構造になっています。 汗などの水分は衣服の中では汗となる前に水蒸気という形で存在します。水蒸気の粒子は最初にスケールの表面の小さな孔から繊維の内部に取り込まれます。 吸収された水分は繊維内部の膨潤を促し、これによってスケールが松かさのように開き、この隙間から液体も取り込めるようになります。 水蒸気の粒子はスケールの表面の小さな孔から繊維の内部に取り込まれます。 メリノウールは自重の30%もの水分を吸収する事ができます。 吸収された水分は外気との湿度の差で自動的に放出され、 常に衣服内はムレを感じにくく、快適に保たれます。

静電気が起きにくい

メリノウールの繊維の内部には水分が多く含まれています。 よって、冬場は静電気帯電防止性能がもたらされ、ほかの合成繊維等と比較して静電気が起きにくい素材です。


冬暖かく夏涼しい

衣服などの保温性はどれだけの空気を繊維内に保てるかという事 によって変わってきます。これは空気が断熱材の働きをするからです。 メリノウールはクリンプ があるので、空気をたくさん含んでいます。 クリンプとはコイル形状の繊維の縮れです。


豊かな伸縮性

クリンプを持つメリノウールが糸に紡績されると快適なストレッチ性が生み出されるのです。 それは着用時の快適さをもたらすだけでなく、型崩れもしにくいということです。


汚れに強い

LIFE FIBRE EFT™で加工されたメリノウールは汚れに強い素材です。 汚れは通常水分に溶け込んで繊維に付着しますが、LIFE FIBRE EFT™は液体を弾くスケールを残すため他の素材に比較して汚れにくいメリットがあります。

臭いにくい

バクテリアは汗など液体の中で繁殖しこれが臭いの原因となります。 メリノウールで作った靴下や肌着がコットンや合繊とは違い、長い間着用しても臭いにくいのは繊維の表面に汗を留めないこのメカニズムによるものです。


洗濯回数が減らせる

環境への影響は、塩素以外でも、水の使用量や、エネルギー消費量など様々あります。 とりわけ衣料品が環境に負荷を与える要素の2/3は消費者が着用した衣服を洗濯することによって発生します。 メリノウールの衣服は汚れにくく洗濯回数を減らす事ができるので、環境への負荷を減らすことにもつながります。


燃えにくい

繊維の中に多く窒素や水分を含んでいること、発火温度が高いことからウールは非常に燃えにくい繊維です。 反対にコットンは発火温度が低く、また合繊はウールのように炭化せず溶融し延焼してしまうのでキャンプなどで焚き火の近くで使用するのは好ましくありません。 ヨーロッパの消防士の着用するインナーウェアにウール素材が多く使用されるのはこの理由によるものです。